カン・ロアメ's Blog

~海外に住んでみて見えた日本の日常生活について思うこと~

外国のカルチャーにハマる経験がまだありません

バリの家具が好き

アイリッシュやUKの音楽

中国茶

韓国風のメイク

フランス映画

インドの本格カレー

ハワイのダンス

etc...

色々あるかと思います。

 

「その国の歴史や文化、風土、習慣まで詳しく知りたい…!」

「オリジナルを知りたいからその国の言語まで勉強しちゃお!」

とまでになったことはありますか?

 

私はまだありません。

 

私だけでなく多くの人は、自分の国にいながら、

あるいは、ときどき本場を訪れ「仕入れ」をして

 

そのピンポイントのカルチャーを「国」とはとらえず

「一文化」ととらえて楽しむ程度じゃないかと思うのです。

 

国際結婚もそうですよね。相手がたまたま◯◯国の人だった。

まさか◯◯国のものなら何でも好き…!なんてことではないですよね(多分)。。。

 

日本とその国の関係や、時代(本場では今どういう扱いなのか)、宗教などは

 

よほどの敵対国でない限りまったくの無関係で

 

相手国が日本に興味が無かろうが、こちらは一方的に楽しめるわけです。

また逆も然り。

日本人がタイの位置すら定かでなくても タイ料理を大好きになるように

日本の首都など言えなくてもSushiやNinjaが大好きな外国人がいます。

 

一生タイに行く予定はなく、どんな国か興味なくても、この先もタイ料理が好き

一生日本に行くことはないし歴史も興味ないけど、日本のアニメは見続ける

 

 

それはまるでタピオカブーム、アイドル、ポケモンGOのように

ただただ純粋に「好き」で、表面的に、近所に居ながら楽しめるのです。

 

裏側の部分(製造方法、歴史、私生活、仕様、バグなど)

までは知らなくていいし、

知ったとしても 美化したい、そんな感じがします。

 

良い悪いと言いたいのではありません。

自国に居ても、他地域の文化など全て知ることなど不可能ですし

ただ、

まるで「片思いの恋」のようだと思います。

一部分を切り取って 幸せを感じることが凄いと思うのです。

 

100年前だったら、外国文化を知る機会なんて一般人にはほぼ皆無。

今でも地球上には 自国や自分の集落以外の人を見たことが無い人は

沢山いるのです。

 

だから

手足をつかって時間を費やして外国文化を伝えてくださる

バイヤーさんや翻訳家さん、そのカルチャーの伝授者には

ただただ感謝です。

 

それにしても、私は外国の文化にハマったことが無いのです。

(若い頃エスニック風のファッションにハマった事はありますが

アラブもインドもよくわかってない感じで、変な日本語Tシャツと同レベルな感じ?)

 

だからなんだ、いいじゃないか、

とも思うのですが

このグローバル時代に

自分の国の短所は?相手の国の長所は?となった時に

政治的なことよりも、文化的なことを知る努力をしたいのです。

 

その国の自然が好き、よりも、人が好きで習慣が好き と答えたい。

 

【言語はどうでしょう】

 

ビートルズの歌の歌詞を知りたいから英語がんばろう

ヨン様のドラマを字幕無しで観たいから韓国語べんきょしましょ

。。。

モチベーションは続きますか?

 

外国語をただ「仕事で役に立つから、生きていくのに必要だから」以外の理由で

学ぶことは

とても幸せだと思うし、それができる人が本当に羨ましいです。

 

日本の漫画を原文で読みたいから、などと言って日本語ペラペラの

外国人をみると本当に本当に羨ましいです。

 

そして彼らは、同時にその国の文化を知り、負の部分も知るでしょう。

まるで恋人と付き合って恋から 好き嫌い含めた愛に変わる様に。

 

インターネットやSNSで 外国が身近になってますが

接触れ、その裏側の文化まで知りたくなる

ハマる「恋」をしてみたい今日この頃です。